歴史は繰り返す、というか擬えると言うべきか。いずれにせよ、わかっていたはずに歴史通りに物事が進んでいき、そして人間の歴史だってそうだったろうと猿たちに言われていく展開。
テーゼは一貫して人間の欲望による争い、滅亡。
しかし、この辺りの作品からどうも完全に猿対人という構造を作ろうとしている気がする。もう少し人間同士の戦いだったり、醜さみたいなものを描くのかと思いきや、あっさりと猿対人になる。もう少し人類が地球滅亡への道を作った的な話だと思ったんだがなあ。
少しコミカルに描いてる分観やすかったなという印象。少し伝えたいことを変えてきていてそれも面白かった。おそらくこれからは歴史をなぞる(猿の惑星の作り方)の映画になる気がする。
この作品で今までの登場人物はだいたい一新されてしまう。
そして物語は猿対人へと変わっていく。
うーむ、すでに人類の存亡を賭けた戦いになるようだが、人類同士の争いはほとんどなかったということなのか、それとも歴史は変わったのか。