どうも、こびとです。
商品開発というのは得てして難しいものです。
自分がやりたいこと、作りたいものを探究し続ければいいというものではありません。
ユーザーの要望、上層部の考え、それを味にする技術、時間やコストによる制限。
そういったものの中からようやく出来上がるのが、1つの商品なわけです。そう考えると1つの商品ってのもいろんな思惑だったり奇跡から生まれた賜物ですな。
毎週いろんな商品を出すコンビニはやっぱりすごいです。
それでもこのブログでは、違和感だったり異質感みたいなものを感じたらそこに理屈を考えて突っ込みますが。それがある意味での存在理由だと思っているので、そこは頑張りたいなと思うわけです。
今回は日清食品の『カップヌードルBIG ラザニア』を頂きました。
ラザニアはイタリアナポリの食べ物ですね。
語源は古代ローマ人が料理用に使っていた浅い鍋を意味するラサヌムから来ているようです。
この鍋でパスタ料理を作っていたことからラザニアという名前がついたようです。鉄板焼きみたいなもんでしょうか。
好んで食べることが少ないラザニアです。珍しくイタリア料理屋に行ってもピザかスパゲッティを選ぶのがせいぜい。ラザニア食べたいってなるのは年でも数回ですね。
そのレベルの舌力の僕に、果たしてラザニアはわかるんでしょうか。
頂きましょう。
実食 ラザニアの風味は確かにある!でも…
BIGシリーズはその名の通り大盛り。小人な僕には量が多めです。
お湯を入れて3分、かき混ぜれば出来上がり。
仕上がりはチーズとトマトの匂いが充満するイタリアン。これは確かに期待できそうです。
スープを一口いただくと、おお、イタリア風だ。ラザニアかと言われれば確かにラザニアな気がする。素晴らしいですね。
トマトとチーズしかありませんがそれでも風味豊かです。
しかし、ちょっと味が濃い気がする。
これはBIGにしないとお湯が少ないからBIGにした感じがあります。しかし、しょっぱい。すごくしょっぱい。完全に塩分過多ですね、生活習慣病食認定されますね。
評価30点<100点満点中平均30点>
ラザニアでした。ラザニアでしたが、バランスは破壊されていると行っていいほどの味の濃さ。しょっぱさ。うーん、これは開発は結構苦し紛れに作ったんじゃないでしょうか。
「パンチのある商品を」ということでラザニアを検討、ラザニアに寄せていったものの、味は濃くなってしまいどうしようもなくBIGで発売。こんな流れが見えます。
開発するという判断ができた上層部が、開発を断念するという舵取りに変更できなかったのか。少し疑問が残りました。