どうも、こびとです。
一汁三菜なんて言葉がありますね。
献立を考えるときには、汁物を1つ、おかずは3つという意味のあるの言葉です。
豆腐のお味噌汁に、焼き魚・サラダ・煮物なんてーのがこの言葉の意味するところでしょうか。
和食に合いそうな言葉ですが、考えてみれば海外の料理にも当てはまったりするわけです。例えばコース料理なんて言って、スープ→サラダ(呼称は違いますが、簡便的にこの言葉を使わせてください)→メインというコースの一連の流れは、ちょっとした一汁三菜なわけであります。
クラムチャウダーも一汁といったところでありましょうか。
しかし一汁というにはややボリューミーか。
簡単な言葉遊びですが、
クラムは二枚貝を意味する英語。
一方のチャウダーは魚介類、じゃがいも、ベーコン、クリームなどの入れて煮込んだスープのことを指します。
とすれば、クラムチャウダーを言葉通りに取れば、
二枚貝とじゃがいも、ベーコン、クリームを混ぜ込んだスープであればクラムチャウダーと言えるわけですね。クラムチャウダーの範囲は結構広そうですね。
今回の新商品はそんなクラムチャウダーをパスタに混ぜてみました、という商品です。
クリームパスタはありますので、まあ、おいしくないはずがないでしょう。
しかし気になるところが、商品名『クラムチャウダー』のみ。
これパスタコーナーにあるのでパスタだとわかるのですが、ぱっと見はスープ名称ですね。まあ、パスタががっつりいるので、間違う人はいないかと思いますが。
この商品名から察するに、この商品はあくまでクラムチャウダーが主体なんだ、クラムチャウダーを見てほしいんだ、という願いを込めていると推測しました。
早速食べていきましょう。
実食 確かにクラムチャウダー、しかし混ぜるのが難しい
温めてみるとクラムチャウダーが意外と少なく、カップの下にちょろちょろとたまっている程度。これがクリーム状ではなく液体なため、結構混ぜるのが難しい。
一生懸命パスタをひっくり返すのですがいまいち混ざりきらにご様子。
うーむ、もう少し混ざりやすくして頂けるとありがたいなと思いました。
混ぜて食べるとおいしいのですが、まあ想像通りだよねっていう印象。
あと具材もちょっと乏し目。
評価20点<100点満点中平均30点>
もうちょっとスープがあってもよかったのではないか?と思ってしまいました。
少なくてちょろちょろなので、混ぜるのが困難。
具材もないのでクラムチャウダーではあるんですが、それを堪能できない感じ。
商品名をつけるなら
「クラムチャウダー風パスタ」という印象。
あくまで「風」、そしてパスタをメインにおかないとちょっとダメな商品だと思います。方向性自体はいいと思うのですが、どうみせるかという開発方針が違ってしまった印象の商品でした。