どうも、こびとです。
「分かるんだけど分かりたくない」
この気持ちわかるでしょうか?
これを分かってしまうと自分の中の何かが崩れるというか。
これを分かってしまうことに対する自分の中の精一杯の抗いとか。
いいんだよ、それで。
それはそれですごくよくて、でもそれをいいと言ってしまいたくない自分がいる、
っていう感覚です。
例えば、DA PUMPの「U.S.A」
うん、いいと思うんだよ。リズムとか乗りやすいし、親しみやすいし。自分たちを「ダサカッコイイ」という古さを出しつつもそこにカッコよさを出すスタイルもいいと思う。
でもいいって言いたくないのさ。
そこには抗ってきた僕がいるんですよ。
それは、例えばキムタクを卒業した僕たちみたいなものがあるのよ。
一時期、キムタクってダサいことすらかっこいい、みたいな風潮があって。
でも何をしてもかっこいいキムタクが、いつしかなんかキザというか、あれ?かっこいいってこういうことだっけ?みたいなキムタクに対する疑問みたいなものが世の中に出て回ったことがある。
で、今はキムタクって無条件にかっこいいとは言われなくなった人だと思うわけです。
その心境の変化には、
「単純にかっこいいを受け入れるんじゃなくて、かっこいいってどういうことだっけ?っていうことを考えようぜ」
っていう、かっこいいの押し付けからの解放を意味してたと思うわけです。
ところが、DA PUMPの「U.S.A」は
かっこいいと思ってあえてカッコ悪いことをやってる、というちょっと前のキムタク状態のものを提示してきた。
だから、これをいい、って言ってしまうと僕の中の変化を否定するような気がするんですよね。
さて、ファミマの商品を前に何を語っているんでしょうか。
今回いただいたのは
『ふわもちっとしたプリンみたいなパンケーキ(カスタード&カラメル)』
でもこれを食べてみたら、さっきまでのことがちょっと頭によぎったんです。
実食 一口食べるとカラメルソースとカスタードが
周りはパンケーキ風。
どっちかっていうと蒸しパンとかに近いかもしれません。
卵を混ぜたふわもち感あふれる生地。
それにカラメルとカスタードが真ん中に詰まっています。
カラメルとカスタードだからたしかにプリンみたいな味なんですよ。
でも、このプリンじゃない感じは何ですかね。
なんとなく自称料理好きな彼女が、ちょっと頑張って創作お菓子にチャレンジした感じ。彼女の方が「ほらプリンっぽく作ってみたの、どう?」と聞いて、それに付き合わされた男の方が「あ、うん。。確かにプリンっぽいね」っていうくらいのプリン感。
評価30点<100点満点中平均30点>
悪くないし、美味しいと思います。
それは大前提。でも、これを美味しいって言ってしまうと、人類の発展が止まってしまいそうな気がしてしまう。
これをプリンだっていうとなんか間違ってしまいそうな気がする。
そんな気がしてしまうパンでした。
なんでしょうね、すごく不思議なんです。
気になる方は是非食べてください。
きっとわかるはず、、、です