うますぎる煮つけは隠れ家にあり
ぶらぶらと散歩するには寒過ぎる日。
よく晴れていて気持ちはいいのだが、ちと寒いか。
こんな時は前々から狙っていた店にとっとと入ろうか。
今日訪れたのは『魚とら』という店。
こちらもおさかなメインの和食系ランチをやっている。
東京の中央区にして800円とかなり安めのありがたい値段設定だ。
それでも僕の財布的には痛いですが。
寒いなーと思って店の前につくと2名ほど並んでいる。
まあ、このくらいなら大丈夫かと待つのだが、日陰はやっぱり寒い。
やめようかと思っていると、さすがはサラリーマンの街といったところか、回転率はいいようで、どんどんお客が入れ替わっているようなので待つことにした。
待つこと数分、店内に案内され、すぐにお茶を提供される。
そして、待つこと数分で料理が出てくる。
ここまではたぶん10分とかかってないぞ。
すごいな、この早さは。
実はここもかなりの名店。
ランチや夜メニューでもこのあたりだとサイトに載るくらいのお店だ。
それでいてお高い感じじゃない。
お母さんと呼ぶべき女性と奥で作る店長。
お母さんが注文を読み上げると店長はすかさず
「わかったー、あと〇品(提供できる料理数が決まっているらしい。魚だしな仕入れ数も限られているのだろう)だからね!」って声を掛け合う。
狭い店内、相席が当然の中、常連さん通しの掛け合いもある。
さすが老舗、江戸が残っているなー。
そんな心意気ごと、いただきましょう。
実食
もうね、写真に入りきらないほど大きいのである。
びっくりした、この値段でこの大きさはすごい。
まず最初に申し上げておくが、写真には入りきらないがお腹には入りきったので、ご安心を。というか、このブログで出てくる食べ物類はすべて食べている。
残すなど言語道断だ。
煮つけはとても甘いたれでご飯が進む。
しっかりと焼かれていて、それでも身はホクホクしており美味しい。
お箸を入れるとぼろぼろと崩れていくんだが、それがタレと絡まってまた美味しいんだ。
とにかくうまい。
これでお酒でも出された日にはたまらん。
お漬物ときんぴらごぼうも一緒に出てきたが、これもまた美味しい。
お味噌汁は辛め。
一気に味が引き締まる。
評価80点<100点満点中平均30点>
人によっては甘すぎると感じるかもしれないが、僕的にはタレはすごくおいしかった。
今まで食べてきた煮つけの中でも1位2位を争うおいしさ。
身も多くてホクホク、あったかいままの提供も素晴らしい。
値段、味、量とも素晴らしかった。
下町の老舗感もあり、そういうのをお求めの方には本当にお勧めしたい。