この〆感たるや
今日のコンビニ飯は、もっちり麺の牛すき風焼きうどん。
間違えてはいけないのは、牛すき焼き風うどんではないことだ。
すき焼きだ!やった!!!
と思って食べたらちょっとだけ違ったということになる。
正直に言うと、私は間違えた。みんなは間違えないでいただきたい。
でも牛すきと牛すき焼きは何が違うんだ。たぶん一緒だろう。
商品紹介ページを参照してみる。
こいくち醤油と砂糖・みりんで甘辛く味付けした焼うどんに、甘辛く炒めた牛肉と玉ねぎ、ねぎ、卵黄ソースをトッピングしました。
ほら、すき焼きだよ、これ。
この紹介文が
ウルトラマンの紹介文だとしたら違うだろって突っ込むけど
すき焼きの紹介文だとしたら納得する。
すき焼きはいい。
なんというか、めちゃくちゃうまい。
書いてるだけで食べたくなるんだから、その魔力たるやとんでもないことだろう。
おそらく、魔王の前にすき焼きを出したら戦う前にいったん飯にしようとなるだろう。
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魔王「勇者よ。よくここまでたどり着いた。さあ、世紀の最終決戦と…」
勇者「あ、ちょっとその前に飯いっすか?」
勇者は道具袋から鍋とコンロを取り出した。
魔法使いはコンロにメラを唱えた。
なんと、コンロに火が付いた。
戦士は自分の袋から具材を取り出した。
僧侶は何もせずに座っている。
勇者は鍋に割り下を加えた。
魔王「貴様ら、何を食っている」
勇者「何ってすき焼きっすよ」
魔王は仲間に入れてほしそうにこっちを見ている。
こうして、世界に平和が訪れた
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すき焼きの魔力たるやすごいもんがあるな。
こんなゲームがあったら、私なら「くそゲー」としてここでボロカス書くだろう。
すき焼きにうどんを入れるという〆みたいな料理が現れた。
最初から〆が食えるという、よくわからない状態だが、
早速食べていきたい。
実食
温めると卵が消える。
不思議だ、物理学者にはぜひ研究いただきたい。
物体が消失するって多分今まであまり研究されないテーマだと思うし、物理学者が見てくれてれば調べていただきたい。
さて、与太はこれくらいで。
このうどん、格別うまいわけではない。
まあそうなるだろうね、っていうレベルを越えてこないし、むしろそんなもんか、という感覚すら受ける。ちょっと味がうすい。
あと、なんか既視感ある。やっぱり〆でよく食う感じだからだろうか。
ファミマ側ももしかしたらこれをメインの食事にするなって思っているかもしれないが、
メインの食事としてはいまひとつだな。
評価20点<100点満点中平均30点>
いまいち、というほかない。
そりゃ、このメニューでさすがに不味くはならないし、素人の創作料理的な意味合いではうまいと思う。でもな、メインを張れるかって言われたらな。AKBでも隅っこで踊るくらいのレベルだろう。
個人的にこの商品は料理としてのコンビニ飯ではなく概念としてのコンビニ飯としては、いい線行っている気がする。
深夜3時くらいに無性に腹が減って、
ああ、ジャンクが食いてえ、
ってなったときに見つけて食べたら感動する味。
その意味でのコンビニ飯。
だからなしではないし、むしろちょこっとこういうご飯はあってもいいと思う。