人形町の隠れた名店
他サイトの外観をいただきました
人形町にはお店が無数にある。
いや、実際は有数だけどさ、本当に無数にあるかのようにめちゃくちゃあるわけよ。
その中には名店と呼ばれるにふさわしい店が多々あり、ここ『大衆料理 川治』もその一つだろう。
何が名店か。
夜がすごくコスパがよく、魚がうまいのだ。いい店だろう。
魚と日本酒ってのは日本人の心だったりするので、これはしっかりいただいてみたいのだが、なんと夜の予約は次取れるのが2020年だったりする。
これだけでもすごい店とわかるだろう。
ランチは予約なしでは入れる。
並べば入れるので、少し並んで入ってみる。
コスパという点ではランチもいいといわれており、今日はそのランチに行ってきた。
11時15分前後、店の前に到着。誰もいない。
ただ、あとから来たお客さんが何も言わずに入っていくことを見ると、どうやらもう店は開いていて中に座って待っているようだ。
なるほど、そういう形式か。私も後に続いて入ることにする。
店内は4人用テーブルが4つ。古い店内だが、何だろうか居心地がいい。
おばあちゃんの家、って感じ。
奥にいる母親と息子だろうかが店員さんだ。この掛け合いがいい。
いつぞやの中山を思い出す。
座っていると注文を取りに来るので頼む形式。
江戸っぽいやり取りを味わえるなー。
さて本日のメニューは
ランチメニューは入り口に貼ってある。それを覚えて注文をお願いする。
本日の登場メニューは
・マグロの煮つけ
・スズキのソテー
・ほっけ
というメンバー。値段は一律810円。
どれも捨てがたいな。
だが、ここはマグロの煮つけを選択。
煮つけってうまい店だと本当に美味いんだ。漁港の煮つけとか本当においしい。
さて、魚の名店のお味、いただきます
実食
座っているとお新香が出される。
綺麗だろう、このお新香。きゅうりと大根というシンプルながらも美しい味わい。
こちらをお茶と一緒にいただきながら待つこと10分程度。
メインの登場だ。
見た瞬間に伝わるコスパ。
3枚だ、マグロが3匹(3匹ではないが)いるではないか。
ショウガが存在感を示すが、それでも下に隠れんとするマグロたち。
こりゃいいぞ。量が多いっていうのはサラリーマンには助かるだろう。
まず煮つけを味わう。
うん、うまい
甘すぎず、辛すぎず。
それでいて尾を引く味だ。もう一口、もう一口と頂きたくなる。
これはマグロの煮つけで正解だった。
あとお米がうまい。
なんだろう、炊き立てってのもあるんだろうけど、純粋に米の味がいい。
こう、お米と魚っていうだけで一大料理になることを知っている料理の作り方だ。信頼がおけるし、その分丁寧。
お味噌汁も一緒に出されるが、こちらはやや辛め。
でも主張しすぎない。
これもまた良い。
評価75点<100点満点中平均30点>
コスパがよくて美味しいランチだ。
1000円以下なのはこの辺りでは正直珍しい。
それでいて、定食をしっかり食べたという気分になれる、いい店だ。
ちょっと並んだり、道がわかりにくい部分もあるが、それでも一度は訪れたい。
それにこういう店が本領を発揮するのは夜だ。
ぜひそのうち夜に訪れてみたい。