ピザパン パイン&アップルの正体
ピザの上にフルーツが乗っているとはどういうことか。
こっちは酢豚に入ってるパイナップルも許してないというのに、今度はピザの上にまで進出である。まったく、こいつらの侵略具合にはあきれるな。
と憤っても仕方がない。
ファミマの企画として、
「日本一うまいパンを決めよう」
というのが社内で持ち上がったらしい。なんでも社長と社員が一緒にランチしてそこでの談笑で決まったとか。
社長とご飯食べられてうれしいのか。私は別にどっちでもいいかな、おいしいところに連れて行ってくれるなら行くけど。
当たり前だが、パンといっても一部のパン工場の話だけで、街のパン屋さんとかは度外視なのは悪しからず。その企画、今回は秋ということもあり、「日本一うまいパンを決めよう フルーツ編」ということになったらしい。
各社がコラボしていろいろのパンを出しているのだが、
今回のフジパンは「ピザパン」で勝負してきたというわけだ。
フジパンといえばなんだろうか、あんまり覚えがないが、
ソースコロッケとか本仕込とかだろうか。私自身そこまで食べないな。
今回の作品の意気込みは
同社主力の「ピザパン」にパインダイスやアップルダイスをトッピングして「トロピカル仕立て」(担当者)にした。他メーカーが菓子パンにすると予想し、惣菜パンで勝負。
とのこと。
さて、ピザパンとフルーツが合うのか、食べていきたい。
実食
見た目通りかなり大きい。
ボリューミーな作りで、封を切るとピザパンのいい匂いがする。
うむ、ピザだ。いや、ピザパンだ。
ピザよりもパンが強いのがピザパン。
どうでもいいか。
トマトの酸味が程よくピザパン自体はおいしい。
問題はカットアップルとパイン。
一口食べてみると、
うん、やっぱりトマトとあってない。
甘みを含んだ酸味がフルーツの良さだが、トマトとはあわない。
レーズンパンとかあるし、パイン風のものが入っているパンもあるから、
パンと合わないということはないはずで、やっぱりトマトとあってないんだと思う。
なんか変に甘い感じがしてしまうのがな、いまいちだな。
評価20点<100点満点 平均30点>
開発の苦労がうかがえる商品だった。
おそらく「日本一のパン」ということで看板商品で攻めたく、「ピザパン」で行こうと思ったら「フルーツ」ときたもんだから、困ってカットアップルとパインを乗せた。
という感じに思える。
いや、しっかり開発してたら申し訳ない。でもそう感じとれてしまう商品だった。
気持ちはわかるし、ファミマの企画ってこともあるんだと思う。
時間的余裕とか、開発にかけるコストもないという自体だってある。
でもちょっと安直すぎないか。ピザソースを少しだけ変えてみるとか、そういう変化があってもよかったんじゃないかと思うのだ。
そういった視点からも今回の点数にさせていただいた。
新商品に期待したい。