着想4年のスペシャルハーゲンダッツ
私は今、震えながらキーボードをたたいている。
決してアイスを食べて寒いわけではない。
お値段なんと税抜き450円
こんなものを買ってレビューしようというんだ、手ぐらい震えて当然である。
しかし、450円か。いくらリッチでも程度ってもんがあるだろう。
普段の私の食生活の2倍はあるぞ。
いいものを使えばいいってわけじゃないってんだったく。
さて、着想から4年かかって発売に至った今回のショコラシャンパンストロベリー、
いったい何が主役なのかわかりづらいのだが、ホームページを覗くと
3つの味が織りなす贅沢。
チョコレート、シャンパン、ストロベリー。
3つの素材が重なり、混ざり合うことで、
ひと口ごとに華やかで贅沢な味わいが広がります。
とあるので、3つとも主役ということだ。
まさに三位一体、ドカベンで言えば山田、蔵、知三郎である。ハーゲンダッツとドカベンってすごく違うけど。
ハーゲンダッツ自体めったに食べないが、こうして手にしてしまった以上、しっかり味わって食べたい。
実食
蓋を開けて驚くのが一面のショコラ。
飛び込んでくるショコラの香りに興奮が止まらない。
すごいな、甲子園の土みたいだ。甲子園の土見たことないけど。
いかん、どうもドカベンから野球が頭にしみついてる。
食べ進めると
ショコラ、バニラアイス、
シャンパン入りチョコレートのソース、ストロベリーソース
という作りになっている。
上3つが甘さを主張し、ストロベリーソースが酸味で甘さをカバーしている構図。
甘すぎずに美味しい。
チョコレートソースにややアルコールの苦みというか、変な苦さのようなものを感じるのがシャンパンだろうか。
チョコの中にもチョコチップが入っており、
うむ、確かに飽きずに食べられるし、すごくおいしいと思う。
あと高級感は感じる。
評価50点<100点満点中平均30点>
味自体は高級デザートのそれだと思うし、一つ一つの味がハーゲンダッツらしい濃さがあってよい。
ただな、450円が。
どうしてもそこだけが引っ張られてしまう。
普段購入できる金額を脱してしまっているのが、どうしてもな。
そこまでの価値があるかと思うと、たぶんない。
いや、小人の男が一人で黙々とああでもない、こうでもないって考えながら食うものじゃないってことはわかってる。
例えばイベント的に何かを行い、そこでの特殊なデザートとしてお出しされるものなのだろう、本来は。
そういう使い方には味もいいし、パッケージもきれいなのでおすすめする。
ただ、決してべらぼうに美味いわけでもないし、一人でレビューするにはちょっと値が張るお菓子だ。もしレビューされる方がいたら注意してほしい。