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書評 『いま世界の哲学者が考えていること』

書評『いま世界の哲学者が考えていること』岡本裕一郎

 

読書感想文のカテゴリーでは、私が個人的に気になって読んだ本の感想文を書いていこうと思う。だいたい週に2冊から3冊は本を読んでいるわけでが、その内容はビジネス書から小説まで多岐にわたる。


で、せっかくだし、読んだ本についてまとめておこう、あわよくば皆さんにもその内容を共有しようってなわけだ。ブログ便利。

 

第一回目の今回は『いま世界の哲学者が考えていること』
本の構成は、現在の様々な革命だったり側面を哲学者がどのようにとらえているか、という内容だ。

 

IT革命、BT革命、あるいは宗教や資本主義を考えている。

 

興味深かったのはITや資本主義で、
ITの常に監視されている世界というのは最近の電子決済に頭が飛んだ。

 

電子決済は単なる決済ツールの一つと日本では捉えがちだが、世界を見るとその決済データをビッグデータ化して、決済者の嗜好を分析するらしい。
そういう使われ方をしているのが電子決済で、こういうことを考えると買い物一つ監視されているもんなーっとか読んでて思った。

 

資本主義の章も面白かった。
格差是正を目的とする政策や経済評論は多いが、しかし本当に格差は悪いのか。
格差ではなく、十分に生活できないことが問題であり、要は問題は貧困だと。
言われてみれば確かにそうで、やっぱりベーシックインカムが必要だなって思いなおした。

 

日本でベーシックインカムを実行するにはどうすればいいのか、っていうのはまだまだ詰めていく必要があるが、将来的な働き方の一つとしてやはり貧困からの解放→ベーシックインカムという流れになるんだろうなって想起した。

 

そういう面で、いろいろと考えさせてくれるいい本である。
もちろん、哲学の勉強として本書を読むこともできる。

本を読みながら別のことを想起させたり、違う指摘を与えてくれるような本はベスト本として挙げていきたい。