マルちゃん正麺の 芳醇こく醤油
その伝統ともいえる味わい
醤油ラーメンは日本人の伝統的な味だ。
いや、申し訳ない。中国に行ったことないので本場のラーメンというのを食べたことがないから、向こうのほうが伝統だったかもしれない。
でも聞いた話、本場はあっさり系というか塩っぽいというのを聞いたことがある。
ラーメンは日本では独自の文化として進化を遂げているのだろう。
さて、醤油ラーメン、
さらには伝統的な味わいを作ることに関してはマルちゃん正麺はかなりうまいだろう。
マルちゃん正麺なんて日本人であれば7割くらいの人は名前くらいは聞いたことがあるのではないかと思うし、そのうち5割くらいは食べているだろう。
そんな伝統的な味わいを強みとするマルちゃん。
今回は金色のラッピングで登場だ。
しかも芳醇こく醤油らしい。いったいどういうことだろうか。
字面だけだと全く分からない。
「芳醇」であり、「こく」のある「醤油」ということだろうか。
しかし、「芳醇」であり「こく」がない、というのはあまり耳にしない。
あと、「こく」ってやつと醤油ってやつも難しい。
本来、「こく」ってやつは、複雑に食材が混ざり合ってそれが一つのハーモニーを生む状態だと思うんだ。
ただ、醤油ってあまりに醤油が強くなると醤油が勝っちゃうイメージがあって、コクというよりも
「醤油」VS「他の食材」
みたいな部分があったりする。
まあ、あまり御託を並べてもしょうがないか。
さっそくいただきましょう
実食
作成には3工程。
一つはかやくを入れる。
その後5分待ち、液体スープと焼きのりを入れるというスタイル。
かやくはチャーシュー、ねぎ、めんま、のりといったところか。
具材は全体的に少なめだが、その分、麺がいつものこだわり仕様なのでそこにお金をかけたといった感じ。
チャーシューは味付けだし、のりは後乗せでパリパリ間を持続させている。
画像を見て何となく創造いただけるだろうか。
オーソドックスな味わいを。
オーソドックスな醤油ラーメンを。
スープについての紹介を読むと
「チキン・ポークをベースに、ほのかな煮干しの風味を加え、濃厚なたまり醤油と濃口醤油を合わせたスープ」「鶏ガラ・豚ガラを煮込んだ自家製だしを配合」
らしい。
感想としては、驚くほどあっさり。
醤油味が濃くてちょっとしょっぱい感じがするが、ノーマルな醤油ラーメンだなーって感じ。ちょっとバカっぽいけど、それくらいしか感想がない。
麺については、さすがというか生めんのど越しが豊かでもちもち。
かなりおなかにずっしり来る感じもある。
スープがあっさりしている分、麺の味わいみたいなものがしっかりと感じられる一品。
評価30点<100点満点平均30点>
別に悪くないのだが、良くも悪くも普通。
具材も特出するようなものではないし、申し訳ないがスープに関しては
「芳醇」も「こく」も感じられなかった。あ、「芳醇」ではあったかな。
でもあっさりした味わいで、本当にノーマルな醤油ラーメン。
カップラーメンっぽさはないのだが、でも
お店の味
というほどの出来栄えでもないし。
ターゲットとしては王道醤油ラーメンを食べたい人向けなんだろうけど、ちょっと普通過ぎた感じがする。
ただ、やっぱり麺がおいしかった。あの食感は他社ではなかなか味わえない逸品だし、この商品自体はちょっと古めだが、いまだにそれが踏襲されている気がする。
ということで、麺重視はのノーマル醤油ラーメンを食べたい人向けって感じの商品です。