名店には名店の味がある。
その中でもお菓子というジャンルは、味の幅が大きいものだろう。
ここ人形町のお菓子の名店といえば、どこであろうか。
人形焼きの重盛、板倉屋は間違えなく入るだろう。玉英堂も捨てがたい。
そんな中、 清寿軒も間違いなく名店だろう。
東京の名店ともいわれる清寿軒
人形町のA5出口を出て左手、交差点を小伝馬町寄りに歩いていく。
11月中旬、時刻は朝9時前ということもあり少し肌寒いくらいだ。
前回のグルメレポートにあったら魚食堂きてれつを通り過ぎる
を通り過ぎる。
二つ目の信号機「堀留町」という信号を左手に。
するとこの隠れた名店、清寿軒がお目見えだ。
9時開店だというのに、8時50分ごろにはすでに5名程度の先客が今か今かと待ちわびている。それだけに期待ができるというものだ。
私も少し待つことにすると、後ろへどんどん列が伸びていき、開店前までに20名近くが並んでいた。
待っていると店内から小豆を煮たいい香りがしてくる。
ああ、和菓子店に来たんだ。
再確認できる一瞬だ。
店内はショーケースに並べられた商品たちを見るための通路一方通行しかない。
できるだけ無駄を削除したつくりになっている。
そこに開店と同時に並んでいた順に注文を言っていく。
なんだかベルトコンベアで仕事が流れてくるみたいだ。
各々にどら焼きやら栗饅頭屋らを買っていくのだが
みなさん個数が豪快だ。15個とか買っていく。それだけレアなのだろう。
私も自分が食べる分を購入する。
本日のメニューは君に決めた!
選ぶのはもちろん、
どらやき(大判)
一個220円だ。
ここはどら焼きが売切れたらお店を閉めてしまう。もしかしたら早々に閉めてしまうかもしれないので、さっさと言ったほうがよさそうだ。
朝9時前に行けばだいたい変えるし、予約をして取りに行くのも可能なようだ。
何はともあれ、購入して自宅でいただくことにしましょう。
さっそくいただきます
まず大判はこのサイズ。
かなりのずっしり感がある。
それにあんこの分だろうが、かなり膨れ上がっている。
ビニールを開けた瞬間に香る甘い匂い。
餡だ、それと皮の部分が見事にマッチして、
どら焼きここにあり
という存在感を示す。
さてさっそく一口。
思った通りの餡のずっしり感だ。
みっちり入っている。
粒がしっかり残っており、そして甘い。
甘すぎるわけでもなく、それでいて甘くないわけでもない。
しっかり甘い、そう、
しっかり甘いのだ。
最近は上品な甘さという甘さを控えめにして本来の甘さを引き出そうという商品も多いが、 清寿軒のどら焼きはしっかり甘い。
皮の記事ははちみつが香り味もしっかりついている。
しっとりとさせており、 苦みもやや残している味わいか。
ここにも甘さが残っており、
ああ、おいしい。
どら焼きだ、どら焼きを食べてるんだ。
という気分になる。
評価75点<100点満点で平均30点>
いやー、本当においしい。
グルメなのでほかの食べ物と比べるのがなかなか難しいが、
それでも主観的につけてかなりおいしい。
私的には甘いどら焼き、しっかり餡にしっとり皮。
というマイベストに近いどら焼きだ。
もちろんほかの名店を食べていないので、比べにくいのだが、それでも今まで食べた中では紛れもなく一番うまい。
大満足だ。
どら焼きを食べる前にしっかりお茶を買ってきて
あったかく準備した自分にもグッジョブをあげたい。
ごちそうさまでした。
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日本橋和菓子屋 清寿軒(せいじゅけん)公式サイト | 創業江戸文久元年 和菓子屋の手作りどら焼きと栗まんじゅう